ー自由に働く為にキッチンカーを選んだ話
こんにちは。
大阪でクレープキッチンカー「ぺんぎんKITCHEN」を運営している、はるです。
開業して5年。
クレープを焼きながら、開業を目指す方への講師をしたり、
最近は小さなお店の予約導線づくりなどについても研究しています。
このブログでは、
キッチンカーという働き方や、小さなお店の運営について、
実体験をもとに発信していきたいと思っています。
まずは、ぺんぎんKITCHENができるまでのお話しから。
なぜキッチンカーという働き方だったのか。
私は九州出身で、福岡の大学を卒業後、
美容系のサロンに就職し、会社員として働いていました。
当時は、まさか自分がキッチンカーで働くとは思ってもいませんでした。
全国転勤のある仕事で、各地で働く中で出会いがあり、
結婚を機に関西へ。
頼れる親族がいない中での子育てが始まりました。
産後はアルバイト情報誌を見てパート勤務をしていましたが、
小さい子どもを育てながら働くことの難しさを日々感じていました。
少しでも熱が出れば登園できない。
預ける人もいない。
園からの呼び出しがあれば、仕事を早退して迎えに行く。
これは多くの保護者が通る道だと思いますが、
私も同じように悩み続けていました。
「働くときはしっかり働きたい。
でも、子どもが体調を崩したときにはそばにいたい。」
そんな働き方はできないのだろうかと、ずっと考えていました。
出前館で自転車配達に挑戦したこともあります。
自分の裁量で働けることにやりがいを感じていました。
そんな時に見つけたのが、
クレープキッチンカーという働き方でした。
正直に言うと、
“これがやりたい”と思って始めたわけではなく、
働き方に悩み、いろいろ試した結果、
“これならできるかもしれない”と消去法で残ったのがキッチンカーだったんです。
最初は資料を見ても、自分の人生に結びつくとは思っていませんでした。
でも、上の子が小学校へ上がるタイミングで、
この働き方が急に現実味を帯びてきたのです。
子どもの新しいステージと一緒に、
私も新しいチャレンジをしようと決意しました。
資金を貯め、融資を受け、
スタートラインに立てたときは本当に嬉しかったのを覚えています。
「ここから返していくんだ」
という責任感も同時に生まれました。
開業直前に起きた人生の転機
準備が進みいよいよスタートできそうというタイミングで、
人生の大きな転機が訪れます。
トラブル(詳細は伏せます)があり、離婚することになりました。
7歳と3歳の子ども、そしてまだ始まっていないキッチンカービジネス。
正直、"「終わった」"と思いました。
でも同時に、
"「やるしかない」"とも思いました。
傷ついた心や、子どもたちの寂しさを少しでも和らげたくて、
ヒナだったインコを迎えました。
子どもたちにとっても、
少しでも明るい空気を作りたく、必死でした。
ヒナだったインコのお世話も始まり、
子育てと開業準備と小さな命のお世話で、
毎日が本当にカオスでした🤣
それでも、
お客様と接する時間や日々の忙しさに救われ、
気づけば前を向けるようになっていました。
ぺんぎんKITCHENという名前の理由
小さな子どもでも覚えやすく、
親しみを感じてもらえるお店にしたいと思い、
ぺんぎんをテーマにしました。
ロゴを作るときは、
子どもと一緒にぺんぎんの絵を描いたり、
イメージを膨らませたり。
準備は大変でしたが、
今振り返ると、とても愛おしい時間です。
子育てとキッチンカーの現実
下の子が保育園を卒園するまでは、
お迎えに間に合う働き方を徹底していました。
・出店は自宅から30分以内。
・17時までの営業。
片付けて急いで帰宅し、
自家用車に乗り換えて隣の区の保育園へ。
渋滞で遅れることもあり、
キッチンカーのままお迎えに行く日もありました。
子どもの体調で出店を休むこともありましたが、
余白のある働き方を選んでいたおかげで、
大きなトラブルなく乗り越えることができました。
今では下の子も小学生になりました。
自由とは責任だった
キッチンカーは自由な仕事です。
出店日を自分で決め、
休みも自分で決められる。
でもその分、
売上は不安定です。
天気や季節、イベント内容、場所。
すべてが売上に影響します。
どの出店を選ぶのか。
どれを見送るのか。
縁を優先するのか、
収益を優先するのか。
すべてを決めるのは自分です。
自由とは責任でした。
この仕事の好きなところ
クレープを焼く時間が好きです。
鉄板の上でトンボを回しながら、
スッと集中に入る感覚。
クリームを絞り、チョコをかけ、
果物が並ぶ光景。
すべてが好きな仕事です。
スーパー前、地域のお祭り、学校、病院、企業イベント。
いろんな場所で必要とされ、
毎日が新しい経験の連続です。
お客様から「おいしかった」「また来ます」と言われるたびに、
この仕事を選んでよかったと感じます。
キッチンカーは、その場を温めたり、盛り上げたりする
"装置のような存在"だと感じています。
しんどいこともある
体力的にしんどいこともあります。
特に夏は大変です。
売上の波もあります。
忙しい日は仕入れや準備も大仕事。
列が長いと目が回りそうになることもあります。
それでも、
たくさんの方に喜んでもらいたい一心で、
集中して焼き続けます。
一番忙しかった日は、
1分に1個の提供を6時間続けたこともあります。
最近考えていること
キッチンカーという仕事は好きです。
できれば長く続けたいと思っています。
でも、
年齢を重ねたときに、
遠方出店は大変になるかもしれない。
起業のきっかけは、
子どもとの時間を大切にしたいという思いでした。
だから、
ただ働き続けるだけでは違う気がしています。
近所で、
のんびり営業しながら、
愛されるお店であり続けたい。
そんな理想をどう実現するか。
今も考え続けています。
その中で生まれた発想の一つが、
平日の売上を安定させる仕組みづくり。
複数注文文化を広げることや、
予約システムの導入もその一歩です。
この話はまた別の記事で詳しく書きたいと思います。
最期に
これから何かを始めたい方にとって、少しでもヒントになる発信ができたら嬉しいです🐧❣️
そして、そんなぺんぎんKITCHENのクレープ、食べに来てもらえたら嬉しいです🐧